背景
現在、日本で生まれた日系人の子供たちの大半は日本の学校へ通い、日本人と同等の教育を受けています。
しかし折角の教育は全ての子供たちの知識として留まるわけではなありません。
日本生まれであるにもかかわらず日本語を理解することができない子供がいるのです。(「要日本語指導」2万5000人)
一部の日系人の大人は労働に明け暮れ拙い日本語で日本社会の荒波を渡り歩いています。
そのため情報交換をするためのコミュニティーがとても重要な役割を担います。
このコミュニティーはやがてグループ社会へと発展しますが、その時に日本語より母国語が優先されます。
子供たちは環境によって特に左右されますので彼らもまた母国語を選択することになるのです。
この結果、日本語ができない日本生まれの日系人が生まれます。
この子供たちは残念ながら高校へ進むことがないだけでなく母国語での高等教育を受けていませんので必然的に
単純労働者として日本社会へ放り出されることになるのです。
※諸事情により現在は日系ペルー人への学習指導は行なっておりません。
活動
現在私達は週に1度子供たちに勉強を教えています。
日本語で漢字を教え、算数を教え、社会を教え、理科を教えています。
親と話をしたり子供たちと話すことでその習熟度を計っています。
子供たちの多くは勉強することが好きですが日本語を理解することができないことに劣等感を持っています。
漢字が理解できなく算数は日本語で問題が書いてあるのでどんな問題なのか想像することでしか解答できないのです。
しかし根気よく漢字をテストして覚えさせ問題をゆっくり日本語で説明してあげるとアハ体験なのかとても楽しそうに勉強に取り組んでいます。
教えている子供たちの内から何人かが高校へと進み大学へと進むことが私の夢です。
写真
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[勉強風景]
[提携先禿鷹プラスさんにて]